九州には福岡や熊本、宮崎など各県に、スタジオジブリの 世界観に似た雰囲気のスポットがあります。深い森や田園風景の中にトトロやネコバスを思わせる場所が点在し、まるで『となりのトトロ』や『千と千尋』のアニメシーンのようです。この記事では九州のジブリ聖地巡りにぴったりの場所や、最新の訪問情報をまとめて紹介します。これから旅する方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
九州ジブリ聖地スポット完全ガイド
ジブリ聖地スポットとは、映画の撮影地ではなくジブリ作品を連想させる風景や像がある場所を指します。九州にはジブリ映画で描かれるような豊かな自然やレトロな建築物、トトロの像など多彩な“聖地”があります。こうしたスポットを巡ることで、まるで自身が作品の一部になったような気分が味わえます。ファン向けに整備された公園やお店、手作りのオブジェなど、それぞれの場所がジブリへの愛情で彩られています。
九州のこれら聖地巡りは、自然や歴史的建造物が多く公共交通だとアクセスが難しい場合があります。そのため計画的なモデルコースの作成がおすすめです。各スポットはレンタカーやドライブで巡る人が多いですが、地元のツアーやガイドブックも参考になります。また、季節や天候によって見え方が変わるスポットもあるので、開放時間や駐車場情報は事前に確認しましょう。
ジブリ聖地スポットとは?
ジブリ聖地スポットとは、スタジオジブリ作品の世界観を味わえる場所です。映画『となりのトトロ』の小径を彷彿とさせる森や、『もののけ姫』の苔むす原生林のような風景、キャラクターの像やモチーフを配置したお店などが該当します。九州では、監督が実際に訪れたというわけではなく地元で人気となったエリアやアート作品がジブリを連想させる要素として認知されています。
ここに挙げるスポットは、訪れるだけでジブリ映画のシーンを追体験できるものばかりです。例えば熊本県天草市の「ラピュタの木」は、作中に登場する巨木そっくりの大木があり、宮崎県延岡市の「ロボット兵」は『天空の城ラピュタ』の巨大ロボットのオブジェなどです。地元の人々や観光客が「ジブリだ!」と感じて紹介してきた場所を中心に選びました。
九州ジブリスポット巡りの楽しみ方
九州のジブリ聖地巡りは長距離移動を伴うことが多いため、車でのアクセスが便利です。公共交通では行きづらい山間部や漁村なども多いため、レンタカーで各地を回る計画を立てましょう。ガイドブックやウェブで地図をしっかり確認し、効率的な周遊ルートを考えます。
また、訪問時には地元のマナーを守ることが重要です。多くのスポットは観光地化される前の地元の公園や神社などが舞台なので、近隣住民への配慮を忘れず、ゴミは持ち帰るようにしましょう。併せて、SNS映えする写真を撮影したり、ファン同士の情報交換ができるイベントがないかチェックするのも楽しみです。
福岡県のジブリ聖地スポット

福岡県にもジブリの世界へと誘うスポットがあります。まず糸島市にある「糸島のトトロの森」は、海沿いの公園に入ると小さな森の遊歩道が続き、まるでトトロの森のトンネルのようです。海を望む展望台へと続く道は、木のトンネルで覆われていて、映画の主人公メイがトトロを探しに行く場面を思い起こさせます。
また宮若市付近の「篠栗九大の森」には、水田に浮かぶ不思議な光景「水辺の森」があります。木々の根元まで池の水に浸かったこの風景は夕方の光が反射すると神秘的で、『もののけ姫』の原風景に通じると話題です。さらに北九州郊外の遠賀町にあるパン屋「ルーネラパン」は店内にジブリキャラのパンやロボット兵のオブジェが並び、グッズも販売。食べるだけでなくジブリ空間を味わえるお店です。
糸島のトトロの森
糸島市志摩芥屋にある「芥屋の大門公園」内の一角です。駐車場から海へ向かう小径を登ると、木々が橋のように頭上でつながるトンネルが現れます。このトンネルは映画『となりのトトロ』でメイが通った道を彷彿とさせるとSNSで人気に。海を見下ろす展望台までの森林歩道で、子どもも大人も童心に返れるスポットです。
利用は無料で、公園内には遊歩道や展望台も整備されています。訪れる際は車でのアクセスが便利です。休日は混雑することもあるため早めの出発が安心。また近くには糸島名物のグルメや景勝地があるので、トトロの森と合わせて観光するのもおすすめです。
篠栗九大の森(もののけ姫の世界)
福岡市の北東部、篠栗町にある九州大学の実習林です。森の奥にひっそりとたたずむ「水辺の森」は、湿地に浮かぶ大きな板根〔ぱなん〕の木が広がる幻想的な風景が広がります。雨季の水位が高い時期には、木々が水鏡に映りこみ、まるで森の中を歩く主人公の気分に浸れます。満潮時の冷たく静かな水面と、水に浮く木々がジブリ映画を思わせる神秘的な光景を作り出します。
森は一般開放されており、遊歩道を進むと約2kmの散策ルートで森全体を回れます。観光地化されていないため静かな環境を楽しめますが、訪問時は森を汚さないよう細心の注意を。雨後は特になめらかな苔が濡れて光るので、写真好きの方には狙い目です。
ルーネラパン(ジブリ風のパン屋さん)
遠賀郡遠賀町にあるパン屋さんで、「自家農園の米パン、かわいいパン、ジブリの雰囲気の店」というキャッチコピーが目を引きます。店内には『天空の城ラピュタ』のロボット兵や『魔女の宅急便』の看板などが飾られています。代表的な商品「ぶたライダー」は映画『紅の豚』の主人公をイメージしたパンで、リンゴのアップルパイが中に入っています。他にも『となりのトトロ』の黒いススワタリを模したクリームパンなど、キャラクター型のパンが人気です。
営業時間は水曜から日曜の8:00~16:00(火曜定休)で、開店直後は売り切れが早いので午前中の訪問がおすすめです。店内は小さなカフェスペースもあり、店名の「ラパン(羽)」にちなみガラス張りの空間で焼きたてパンが楽しめます。ファンなら一度は訪れてみたい、おとぎ話のようなパン屋さんです。
佐賀県のジブリ聖地スポット
佐賀県でも「となりのトトロ」を感じさせるスポットがあります。三養基郡みやき町には、映画のようなトトロのバス停が設置されています。このバス停はもともと何もない普通の停留所でしたが、地域住民の手で屋根やベンチがトトロ仕様に改装され、2020年に注目スポットとなりました。トトロと一緒に写真が撮れる場所としてファンから人気です。
また鹿島市には「ふきあげ公園」という公園があり、祐徳稲荷神社から車で約10分の場所に大きなトトロと小さなトトロの像が立っています。こちらは近隣の納富病院の敷地内に設置されており、公園の看板を目印に進むと見つかります。田園が広がる静かな場所で、真っ白なトトロ像は遠くからもよく目立ち、訪れる人を優しく迎えてくれます。
みやき町トトロのバス停
佐賀市から久留米市に抜ける国道沿いにある、住民手作りのバス停です。歩道もない路肩に小さな屋根とベンチがあり、トトロとおなじポージングの看板が飾られています。バス停の名前はありませんが、トトロの像があるため「トトロのバス停」として知られています。設置したご本人の話によると、停留所を待つ人が楽しめるようにと、木や背景にもこだわって作られたそうです。
見学は無料で、駐車スペースも数台分あります。ただ道沿いのため車両の往来には注意が必要です。バス停自体はもちろん小さめですが、ファンなら思わず笑顔になる遊び心満載のスポットです。周辺には食事処などは少ないため、訪れた際は近くの道の駅や大きな都市で休憩してから行くと良いでしょう。
鹿島市 ふきあげ公園のトトロ
佐賀県鹿島市の郊外、祐徳稲荷神社から東に車で約5分の公園内にあります。国道207号から脇道に入るとトトロ像が見えてきます。公園内には大きな白いトトロ像が鎮座し、その隣には小さなトトロ像も配されています。どちらも木材で作られており、地元の職人さんが祈りを込めて制作したものです。
トトロ像は屋外のオープンスペースにあるため、天候を気にせず訪問できます。公園自体は広くありませんが、田んぼに囲まれたのどかな風景の中で撮影するとなかなかフォトジェニックです。近隣住民の方々の協力で維持されているため、マナーを守って静かに鑑賞しましょう。
長崎県のジブリ聖地スポット
長崎県では対馬と長崎市内にジブリを感じるスポットがあります。対馬の姫神山(ひめがみやま)には、明治期の砲台跡が赤レンガ作りのまま残っており、まるで『天空の城ラピュタ』のワンシーンに出てくる城壁やロボット兵を思わせる雰囲気です。周囲を自然が囲み、木漏れ日の中で歴史的遺構がひっそりと佇む姿は神秘的です。
一方、長崎市の東長崎地区には新しく設置されたトトロのバス停があります。2020年秋に完成したこのバス停には、傘をさしたトトロ像とサツキがメイちゃんをおんぶしている像、そして真っ黒なススワタリ(「真っ黒クロスケ」)も飾られています。敷地内にはネコバスの遊具まで配置され、子どもも乗って遊べるようになっています。
姫神山砲台跡(ラピュタの世界観)
対馬市美津島町にある砲台跡です。日露戦争時に築かれた赤レンガと石造りの建物で、当時の巨大砲台の要塞としての趣があり、いまは自然に溶け込んでいます。建造物は城のような雰囲気を感じさせ、映画『天空の城ラピュタ』に登場する浮遊する城を思い起こさせます。敷地内は見学可能で、扉や窓から光が差し込む姿はノスタルジックなムードを醸します。
アクセスは厳原港(対馬)から車で約30分。入口から見張り台までの小道も散策できますが、山道の一部が荒れているため歩きやすい靴が必要です。駐車場は小規模ですが無料です。周囲の展望も良いので、対馬の豊かな海景色とともに「ラピュタらしさ」を楽しめます。
長崎市のトトロのバス停
長崎市平間町の県道沿いに2020年に新設された観光バス停です。スタジオジブリ映画のポスターのように、傘を持ったトトロとサツキが並び、メイをおんぶする仕草が再現されています。トトロの横には木の枝につるされた真っ黒なススワタリもいて、本物そっくりに飾られています。さらに子供が遊べるネコバスの遊具も設置され、まるで映画内のプチセットのようです。
駐車場は近くに大型ショッピングモールがあり、買い物ついでに立ち寄ることもできます。バス停自体はすぐ近くの自動販売機を目印に探せます。写真撮影スポットとして人気ですが、交通量のある道路脇なので車の切れ目で安全に撮りましょう。
熊本県のジブリ聖地スポット
熊本県にはジブリ作品にインスピレーションを得たスポットが多数あります。天草市の「ラピュタの木」は『天空の城ラピュタ』に登場する巨木とそっくりなアコウの木で、高さ20mほどの幹に枝が水平に伸びています。この木を中心に、角ばった石や古びた建造物があり、天空の城が崩壊するシーンを彷彿とさせます。
また、美里町の「八角トンネル」は旧熊延鉄道の煉瓦造りのトンネルで、トンネル内部が八角形をしている珍しい構造。薄暗いトンネル内はまるで異世界への入口のようで、SNS映えする撮影スポットです。さらに宇土市の「長部田海床路」は満潮になると海底に没する道で、沈む道路と立ち並ぶ電柱が『千と千尋の神隠し』の海原電鉄を連想させています。
阿蘇郡小国町には杉の葉で作られた大きなトトロ像があり、子供の背丈の巨大コマと一緒に立っています。こちらは観光施設の隣接地にあり、開放時間内なら自由に見学できます。木の温かみある表情と、背景の美しい山並みがトトロの世界観を演出しています。
天草の「ラピュタの木」
天草市天草町の西平椿公園にある、アコウ(ガジュマル)という木です。渾身の枝ぶりと、真下に積まれた角ばった石が印象的。『天空の城ラピュタ』で、主人公たちが巨大な木と石を背に戦うシーンを思わせる光景が手軽に楽しめます。展望所から海岸線も見渡せ、木の近くで記念撮影すればラピュタの住人気分になれます。
木の周囲は公園として整備されており、散策路もあります。駐車場完備で入場無料。訪問時は周辺の案内板を参考にして、樹齢100年ほどの古木や展望台を巡ってみましょう。晴天の日には青空を背景に枯れ木のフォルムが映え、映画のファンには外せないロケ地スポットです。
八角トンネル(熊延鉄道の遺構)
下益城郡美里町にある旧熊延鉄道のトンネル遺構です。名前の通り断面が八角形になっており、煉瓦造りの内壁が歴史を感じさせます。トンネルの内部はひんやりとした空気で薄暗く、ライトをあてると壁の縦ホツが浮かびます。ジブリ映画には出てきませんが、その雰囲気は非日常感があってファンにはたまりません。
トンネルに入る時は足元に注意しつつ、車は入口前のスペースに駐車して見学しましょう。トンネルを抜けた先は小川が流れる林なので、往復散策も楽しめます。春の新緑や秋の紅葉シーズンは特に映えるロケーションです。
長部田海床路(沈む道)
宇土市の有明海に伸びる約1kmの道路で、干潮時は陸路として渡れますが満潮になると海中に沈みます。満潮時には道路の姿が完全に海に隠れ、24本の電柱だけが海上にそびえる不思議な光景が現れます。この景観は映画『千と千尋の神隠し』で銭婆の世界へ向かう列車の風景を彷彿させるとして話題になりました。
車で約700m進むと道路の先の鳥居まで行けるので、潮見表を確認して訪れるのがおすすめです。特に夕方の赤みを帯びた光の中で見る満潮の光景は幻想的で、写真映え間違いなしのジブリ風景です。
阿蘇・小国町のトトロ像
熊本県阿蘇郡小国町にある、トトロを模した木の像です。高さは2mほどあり、古代の杉の葉で作られた大きなトトロが子供用コマに乗っています。キャラクターデザインは手作り感がありますが、目元が優しく微笑み、見る人を和ませます。
この像は地元住民や観光客が自由に見学でき、近くの公園や道の駅に設置されています。背景に阿蘇の山々が広がり、雄大な自然とともに写真が撮れます。天候によって見え方が変わるため、晴れた日には木漏れ日がトトロ像を優しく照らし、まさに物語の世界を感じさせます。
大分県のジブリ聖地スポット
大分県では自然の中にジブリ風のアートが点在しています。日田市から九重町にかけては、「苔アート」が有名です。日田市天瀬町のバス停には大きなネコバスの絵が苔で描かれており、真っ赤なバス停と併せてあたかもトトロが山を走っているように見えます。同じように九重町には『もののけ姫』のコダマやナウシカのオームなど複数の苔アート作品が村内に点在し、散策しながら見つける楽しみがあります。
また佐伯市宇目には「トトロの森」と名付けられたエリアがあり、トトロ型の小屋とバス停が設置されています。となりのトトロファンなら感動する可愛らしい造りで、絵本から飛び出したかのような雰囲気です。さらに湯布院にはイギリスのコッツウォルズを模した「フローラルヴィレッジ」があり、その中のショップでトトロ、魔女宅、千尋グッズが売られています。併せてジブリ公式グッズ店「どんぐりの森」も近隣にあり、旅の思い出作りができます。
日田市のネコバス苔アート
大分県日田市天瀬町にある多々良木バス停に描かれた苔アートです。白い苔が並べられてネコバスが描かれており、その横には真っ赤なバス停が写り込んでいます。満潮時の海の様子にも似た幻想的な雰囲気が出るということで、SNSでも人気のスポットです。
訪問時はバス停の前に無料の駐車場があります。近くには温泉地や道の駅もあるので散策ついでに立ち寄れます。なお苔アートは季節や気象条件で見え方が変わるため、晴れた日に行くと緑と苔のコントラストが美しくなります。
九重町のジブリ苔アート巡り
九重町には日田市と同様の苔アートが点在しています。主に筋湯温泉周辺で見られ、トトロ、ネコバス、まっくろくろすけ、千と千尋の白竜・ハク、風の谷のナウシカの王蟲(オウム)、もののけ姫のコダマなどジブリキャラをモチーフにした作品が3~4ヶ所に配置されています。地面に描かれた苔アートは雨に濡れるとより鮮やかに映り、映画の世界さながらです。
作品は温泉街から歩いて巡ることができ、すべて無料で観覧できます。周辺には日帰り温泉施設が複数あるので、かわいいアートを見た後に温泉でリラックスするのもおすすめです。ただし足元は苔で滑りやすい場所もあるので散策の際は注意してください。
佐伯市宇目のトトロの森とバス停
大分県佐伯市の豊後大野寄りにある「トトロの森」は、地元住民が整備した小さな公園です。園内にはトトロの形をした小屋や、劇中のバス停そっくりの待合所があり、その愛らしい見た目がファンに人気です。特に子ども連れに人気で、トトロの小屋の中に入って遊んだり、屋根の上のトトロと写真を撮ることができます。
隣接して現役のバス停もあり、入口には無料駐車スペースがあります。周辺は山間の田園風景が広がり、バス停からは遠く山並みが望めます。秋には近くの山々が紅葉し、風景全体が鮮やかに染まるため、秋の訪問も格別です。
湯布院フローラルヴィレッジとどんぐりの森
湯布院町の「フローラルヴィレッジ」はイギリス風の街並みを再現した複合施設で、空き家をSNS映えスポットとして整備しています。この中にある3件のショップでは、それぞれ『となりのトトロ』・『魔女の宅急便』・『千と千尋の神隠し』のほぼ専用グッズが販売されています。例えばトトログッズは緑の屋根の家、魔女宅は青い家というように分かれており、まるでジブリの街を歩いているようです。
また湯布院駅前の「どんぐりの森」はジブリ公式グッズ専門店で、ぬいぐるみやストラップなど多数取り扱っています。ジブリファンには言わずと知れたお店で、観光客で賑わっています。フローラルヴィレッジとどんぐりの森は近距離にあり、湯布院散策の合間に引き寄せられるスポットです。足湯に浸かりながら買い物も楽しめる湯布院ならではの癒やし空間が広がっています。
宮崎県のジブリ聖地スポット
宮崎県もジブリの舞台気分が味わえる場所があります。延岡市北川町には『天空の城ラピュタ』などジブリ作品のロボット兵やキャラクターを集めた「ジブリの森」があり、地元の造形作家による大きなロボット兵の彫像、ナウシカのオーム、千と千尋の石像などが並んでいます。石と金属でできたロボット兵はラピュタの世界そのもので、ファン魂をくすぐります。
また高原町には地元の方が制作した大きなトトロ像があります。山間の民家の敷地にあり、岩山と草原を背景にトトロが立っている姿はインスタ映え抜群。撮影用に赤い傘も用意されているので、サツキとメイになりきって記念写真が撮れます。ただし像は一般のご自宅敷地内にあるので、訪問時はマナーを守りましょう。
延岡市のジブリロボット兵とコダマ
宮崎県延岡市北川町にある私設のオブジェ群で、映画『天空の城ラピュタ』のロボット兵をはじめ、もののけ姫のコダマや『千と千尋の神隠し』の石像、ナウシカのオームなど、様々なジブリキャラが野外に展示されています。高さ5mほどの大きなロボット兵は特に迫力があり、子どもを肩車した姿で立っています。周辺は山里の集落で、緑に取り囲まれたロケーションがまさにジブリ世界です。
車道から見える場所に設置されており、見学は無料です。駐車場は併設されているので車で立ち寄るのが便利です。オブジェは一部朽ちたものもありますが、手作り感がかえって温かみがあります。季節によって背景の山の色づきが変わるため、訪れる時期によって違った雰囲気が楽しめます。
高原町のトトロ像
宮崎県鹿児島県境にほど近い高原町蒲牟田にある民家ガーデンに設置されたトトロ像です。高さ約3mのトトロはコンクリート製で、大きな木の葉を傘に見立てて立っています。こちらはおじいちゃんが孫の70歳の誕生日祝いに作ったもので、地元では有名なスポットとなりました。像の前には貸し出し用の赤い傘が用意されており、『となりのトトロ』の名場面のようにサツキ・メイ気分で撮影が楽しめます。
見学は敷地外から無料で可能ですが、管理者の方のご好意で時間内に限り園内にも入らせてもらえます。丘の上にあるため展望も良好で、青空をバックにしたトトロ像は爽やかです。撮影後は近くの温泉施設でひと休みするのもおすすめです。
鹿児島県のジブリ聖地スポット
鹿児島県は屋久島の白谷雲水峡が特に有名です。屋久島の苔むした原生林は映画『もののけ姫』の森のモチーフとも言われ、訪れる人に深い緑の世界を見せてくれます。世界遺産に登録されたこの渓谷は、大きな苔岩や倒木が青々と覆われ、雨に濡れると輝く「苔の森」へと変貌します。
白谷雲水峡にはいくつかハイキングコースがあり、苔むす森を歩ける「苔の森コース」や谷を見下ろす「太鼓岩展望所」などがあります。初心者から上級者まで楽しめ、歩きながらアニメのような幻想風景を堪能できます。途中の屋久杉「三本足杉」や流れる沢のせせらぎの音も印象的で、まさに自然のジブリを体感できる場所です。
屋久島 白谷雲水峡(もののけ姫の森)
鹿児島県屋久島町にある森林公園で、ゆるやかな登山道が続く遊歩道が整備されています。山奥の「苔むす森」は無数の苔に覆われた巨岩が点在し、朝露や雨の中では緑が一層鮮やかになります。この風景は『もののけ姫』の神聖な森を彷彿とさせ、訪れる人々はまるで作品の世界に迷い込んだような体験をします。
森林軌道の九州杉や原生林の風景も雄大で、展望所「太鼓岩」からは屋久島の山並みと海が一望できます。白谷雲水峡は予約なしで入山できるものの人気のため、週末や連休は混雑します。早朝の入山や観光シーズンを避けるとゆっくり雰囲気を味わえるので、プランをよく練って訪れると良いでしょう。
まとめ
九州には意外にも多くのジブリ聖地スポットがあります。自然公園の深い森、古びた鉄道跡地、手作りのキャラクター像など、各地でジブリらしい風景やオブジェが楽しめます。ただし山間部や田舎が多く公共交通機関では回りにくい場所もあるため、車で訪れる計画を立てるのがおすすめです。
記事で紹介したスポットは2024年までの最新情報をもとにまとめています。天候や季節によって雰囲気が変わる場所も多いので、訪問前に開園日やアクセスをよく確認しておくと安心です。九州各地を巡りながら、ジブリ映画の世界を感じる旅を思い切り楽しんでください。
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